結構・育児の贈与の非課税制度

おはようございます。税理士の野口博本です。

昨日までの冷たい雨から、今日は気持ちのいい天気になりましたね!

 

28年度の自民党税制改正大綱で、「結婚・育児の贈与の非課税制度」が検討されているようですね。(読売新聞 12/20朝刊)

 

結婚や育児の費用を直系尊属(祖父母や父母)から1000万円まで提供を受けた場合の贈与税を非課税とする制度です。

 

現状での直系尊属からの贈与の非課税制度は、

贈与税の非課税(暦年) 110万円

相続時精算課税 2500万円

住宅取得資金の贈与の非課税 1000万円

教育資金贈与の非課税制度 1500万円

 

生前贈与の仕組み・バリエーションが増えることによって、贈与者・受贈者のライフスタイルによって使い道が増えてきていますね。

なお、これらの贈与税の非課税制度は期限があったり、上限が年によって変わったりと動きの多い制度です。贈与のタイミングも益々重要となると思います。

フリーレントに係る税務の取扱いについて

こんにちは税理士の野口博本です。

今年もいよいよ確定申告の時期が迫ってきましたね。個人の不動産オーナーさんの確定申告では、最近「フリーレント」が流行っているようですね。空室募集や管理をお願いしている不動産屋さんにもよっては、「もれなく(?)」フリーレントを設定していることも、見受けられます。

最近では、賃貸物件が供給過剰気味であることから空室を埋めるにもこういった対処が求められているという事情もあるのかと思います。

 

さて、不動産オーナーさんにとって、フリーレントの期間の収益計上の考え方は、主に2通りあります。

1.実際に賃料を受領した期間から収益計上する方法

これはフリーレントの間は値引き・賃料免除と考える方法です。賃貸借契約書に、その旨明記が必要と思われますので確認してみてください。

(例)

賃貸借期間 平成26年12月1日~平成28年11月30日

賃料は平成27年3月1日より

特約事項として、違約金の規定があるのが一般的と思います。共益費は賃貸借期間の初日から生じるものが多い印象です。

 

2.賃料総額をフリーレント期間を含めた賃貸借期間全体で期間按分して収益計上する方法

先日まではこちらの方法が、書誌で主に紹介されていました。フリーレント期間にも収益が発生して、しかも、毎月の収入と収益の額に差額が生じます。けっこう煩雑な処理になります。

 

今後は1の方法が一般的になってくると思います。お金の動きにより近い処理もできるようになりましたので、私たちとしても歓迎すべきことと思います。

 

参考文献 税務通信№3338 平成26年12月1日 2頁

投票率52%ですよ~

昨日、衆議院議員選挙が行われましたね。
投票率は52%でした。

ところで税金は「租税法律主義」といって、法律がなければ課税できないと憲法で定められています。

その法律を審議したり、作ったりするところが、国会です。その国会議員は選挙で決めますが、その投票率が52%でした。

しかも、小選挙区制度では過半数の票を獲得しなくても、ライバル(相手)よりも1票でも多く取った方が当選になります。のこりは死に票になってしまいます。

与党が圧勝ですが、有権者の52%の票のうち与党が獲得した票数は何%になるのでしょうか。

 

ということで、この辺を考えてみますと、「行っても仕方がない」になってしまうと思いますが、個人的には一票を投じてみると、やはり政治に対する関心は高まりますしいいのかなと思います。

ブログ開設します

おはようございます。税理士の野口博本です。

前からやろうやろうと思っていたブログですが、

1.今年の漢字が「税」だったこと

2.明日、選挙

ということで、タイミング的にやってみようと思いまして、土曜日少し早起きして設定やらなんやら、どうにかこうにかここまでたどりつきました。

 

12月14日(日)は衆議院議員選挙・最高裁判所裁判官国民審査です。

言いたいことはたくさんあるのですが、まず、

関心が薄いとかいわれていますが、

 

投票に行かない(と考える人、ちょっと待って!)

税金は法律なくして課税なし(租税法律主義/憲法84条)

法律を作る(立法権 国会)

国会議員を選ぶ(のは20歳以上の日本国民)

 

だから、選挙。行きませんか?

近代日本で最初の参政権は、明治時代ですが、税金を納めない人には投票する権利すらなかった(納税額を基準に参政権を認めていた)はず(中学校で習いました)。この考えは、意外とまともだったりと思ったりするのですが、というのは、納税が意識の低い方(税金は払いたくないと公言する方)は、選挙への関心も低い気がするんですよね。

しっかり稼ぐ人は、選挙etcにも関心が高い!

普通選挙権(婦人参政権)は戦後、先人たちの苦労の上にようやく勝ち得たものと思います。その思いを受けて、今のわたしたちがあるのかなと思います。

 

それでは、よい週末をお過ごしください!